コーヒー好きのハノイ暮らし

ベトナム産コーヒーを開拓中。ハノイ駐在。日々の暮らしで見つけた好きなものを記録します。

カフェ記録1:Cộng Cà Phê / Lý Tự Trọng, Đà Nẵng

コーヒー豆を探すためにカフェを回っているうちに、ベトナムのカフェ事情も記録したくなりました。というわけで、最初に選んだのはコンカフェです。店名の由来は、国名:ベトナム社会主義共和国の最初の単語(Cộng Hoà Xã Hội Chủ Nghĩa Việt Nam)で、漢字では“共”です。店員さんの制服もグッズも公安&軍隊カラー(モスグリーン)中心で、政府系のカフェかと思いましたが、レトロな内装にどこかオシャレさがあり、観光客にもオススメです。


コンカフェは2007年にハノイで開業し、全国11都市に56店舗(2022年6月時点)、韓国とマレーシアにも進出しているチェーン店です。看板メニューのココナッツ・カフェ(Cốt Dữa Cà Phê)を注文して、海外進出するほどの急成長ぶりに納得しました。ココナッツ味のシャーベットに濃厚なベトナムコーヒーをかけたもので、スタバのフラッペチーノに近い食感です。「ココナッツとコーヒー?」と半信半疑で注文しましたが、完全にハマりました。コーヒーの他にチョコレートなどとのミックスもありますが、甘さのバランスも考えるとコーヒーがお気に入りです。値段も49,000ドン(約280円)と良心的です。

店内をよく見たら、全てのランプシェードがバケツをひっくり返したもの、テーブルも真鍮のお盆を再利用、壁には古いランプや水筒がオブジェのように飾られているなど、とことんレトロさを演出しています。今回はダナンのお店を紹介しましたが、他店舗も緑が多く、ゆったりしています。BGMはなく、お客さんが少ない時間帯に行ったこともあり、静かにカフェを楽しめました。日本にも進出したら流行るのではないでしょうか。


総合:4.4
雰囲気:★★★★★
居心地:★★★★☆
サービス:★★★★☆
値段:★★★★☆
味:★★★★★
あまりに気にって1店舗目から点数高めです。

 

☕️Cộng Cà Phê / Lý Tự Trọng, Đà Nẵng
https://congcaphe.com

🇻🇳ベトナム豆知識:ダナンは中部地方で最大、全国で5番目の規模の中央直轄市です。人口は100万人を超え、ここ数年で世界有数のリゾート地に変貌しました。コロナの影響で外国人観光客はまだ少ないものの、国内の観光客が高級リゾートホテルも占領している状況です。ハノイの富裕層にとっては、最も近いリゾート地であるダナンに別荘を持つことがステイタスになっていて、不動産物件の約3割はハノイの人が購入しているとの話も耳にしました。ハノイとダナンを結ぶフライトは約1時間20分で本数は269本と路線バス並みです。日本との直行便も再開すればさらに観光客が増えそうです。