豆知識7:Muong Phang Shade-Grown Coffee / Oriberry Coffee
前回、Oriberry Coffeeで見つけた住友林業とアスクルとのコラボ商品を買ってみました。森林保全しながらコーヒー農家を支援する「森をまもるProject」を通じて商品開発されたもので、2015年から5年間のプロジェクトが終わった今も生産・販売が続いているそうです。Oriberry Coffeeのお店の方が自慢げに教えてくれました。
Muong Phang Shade-Grown Coffee
原産地:Muong Phang, Dien Bien省(海抜1,000m)
品種:Catimor
精製:?(お店の方に通じず…)
焙煎:Dark Medium
焙煎日:2022/6/22
購入日:2022/7/4
グラム:200g
値段:120,000VND
酸味:★★★★☆
苦味:★★☆☆☆
深み:★★★☆☆
香り:★★★☆☆
アロマ:ベリー?
楽しみ淹れたのですが、酸味が強くて、心地よい酸味ではなかったです。酸っぱさが強かったです。何度か淹れ方を変えて試してみましたが、どうしても香りより酸味が勝ってしまいます。苦味はさほどなく、しっかりとした味でしたが、アラビカ種の特徴である香りの良さはあまり出ていなかったように思います。商品名にシェードグロウンコーヒー(Shade-Grown Coffee)とあったので、気になって調べてみたら、その名の通り日陰で栽培したもので、自然の中で育て、機械を使わず人の手で収穫するので環境保護になるとか。自然や野鳥に優しいということですね。ただ、アラビカ種はもともと直射日光が苦手な品種のようなので、美味しくなるように手間をかけて育てたら、結果的に環境保護にもなるということでしょうか。
日本企業が支援しているコーヒーをハノイで飲めることは嬉しいことですし、コンセプトも素晴らしいですが、肝心の味が好みではなかったので残念です。酸味の強さが焙煎技術の問題であれば、Oriberry Coffeeの今後に期待しています!Oriberry Coffeeはカフェでいただくコーヒーは美味しくて(違う豆のようでそれほど酸味は強くないです)、特にXuan Dieu店はタイ湖の景色が抜群です。ストローもステンレス製でプラスチックをほとんど使わないところもお気に入りです。
☕️Oriberry Coffee
https://oriberry.com
🇻🇳ベトナム豆知識:ディエンビエンと言えばディエンビエンフーの戦いを思い起こす人が多いと思います。ベトナムがフランス領インドシナから解放されるきっかけとなった歴史的勝利です。ディエンビエンフーは地名として知っていましたが、ディエンビエン省は恥ずかしながら知りませんでした。“フー”は漢字で“府”なのでディエンビエン省の省都ということで納得ですが。ちなみに、ビエンは“境”という意味で、ラオスと国境を接している北西部の省です。