コーヒー好きのハノイ暮らし

ベトナム産コーヒーを開拓中。ハノイ駐在。日々の暮らしで見つけた好きなものを記録します。

豆記録5:Khe Sanh Arabica / Oriberry Coffee

ダークローストの豆を探すこと数週間。ようやく見つけたのがこのコーヒーでした。Oriberry Coffeeは、Advancement of Community Empowerment and PartnershipというNGOが立ち上げたお店で、小規模農家から適正価格で直接買い付けることにこだわり、営農指導もするそうです。見た目は地味なパッケージですが、この説明書きに惹かれました。お店にはコーヒー豆が7種類くらいあって迷いましたが、まだ試していないクアンチ省の豆にしました。

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Khe Sanh Arabica
原産地:Quang Tri省 Khe Sanh(海抜 不明)
品種:カティモール
精製:ウォッシュト
焙煎:ダークロースト
焙煎日:2022/6/2
購入日:2022/6/15
グラム:200g
値段:95,000VND

酸味:★★☆☆☆
苦味:★★★☆☆
深み:★★★★☆
香り:★☆☆☆☆
アロマ:キャラメル

ダークローストとありますが、見た目はシティローストくらいだったので半信半疑で飲みましたが、どっしりとした味でした。淹れてからすぐ飲むと酸味がきつめなのですが、2〜3分すると酸味が消えて土っぽさが際立ちます。香りはあまりありませんが、ミルクと相性が良さそうな飲みやすいコーヒーです。

値段は、日本円で約270円/100gとおしゃれ系カフェで買うよりは安いですが、農家には市場価格以上を支払っているとのことで、これが農家と消費者にとっての適正価格なのかもしれないと思いました。日本と比べると半額くらいです。お店はハノイに4店舗しかありませんが、偶然、職場と家の近所にそれぞれあるので、また違う種類を買ってみようと思います。

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☕️Oriberry Coffee
https://oriberry.com

🇻🇳ベトナム豆知識:クアンチ省は中部にあるベトナムで最も貧しい省の一つです。産業として思い当たるものはなく、、、コーヒー豆を生産していると最近知って驚いたほどです。ケサンはベトナム戦争の激戦地で“ケサンの戦い”としての認知度の方が高いかもしれません。南ベトナムが最も北に設けた基地で、地図で見ると戦争博物館もあるようです。今はコーヒー農園買収の激戦地なのかもしれません。